が終わったらまとめ的な感じでブログに書く予定だったのですが、
読者さんへの感謝がたくさんあるので先にお伝えしておこうと思います。
「お父さんが早く死にますように。」の連載を始めて一番驚いたのは、
当事者だった方が少なからず読んでくださっていることでした。
(未読の方はあらすじを読んで頂くかタイトルからお察しください)
小心者なので下手したら炎上するのでは?くらい怯えていたのですが、
「漫画というライトな媒体で取り上げる意義がある」
というご感想まで頂いてしまいありがたすぎてむせび泣いていました。
描く上で一番覚悟を持って向き合わなければならない方から
そうおっしゃって頂けることが本当に嬉しく、今も描き続けられる力になっています。
漫画から何を感じるかは、100人いれば100通り存在します。
作者がこう感じて欲しい、と思ってもまったく違う受け取り方をされる可能性も大いにあります。
それはそれでそんな受け取り方もあるのか!
と勉強になることも多いのですが(とても学ばせて頂いています。これも感謝)。
そこまで想像して考えて読んでくれているのか、という感想も頂いていて、
なんとも漫画家冥利に尽きるなと。
この漫画描いて良かったな、と思えるのは、
漫画家にとって一番ありがたいことかもしれません。
昔からわりと暗い話ばかり描いているので、
明るい話が描けないことにたまに憤ったりもするのですが、
好んで読んでくださっている方も存在するのだと知れました。
そもそも、読者の皆さんがご感想やレビューをしてくださるからこういったことを感じられるんですよね。
何も反応がなかったら良いのか悪いのかさえも分からないまま描き進めることになるので、
信じられるものがそれこそ自分(と担当)だけになってしまう。恐ろしい…。
読者がいてこそ漫画は存在できます。
ありがとうございます。
自著ではバッドエンドだけは回避する、と決めているので、
「お父さんが早く死にますように。」もなんとか…します。なるといいね。うん。
もうしばらくお付き合い頂けたら幸いです。
最終話まで無事皆さんに届けることができた時には、
また違ったものが見えているかと思います。
今回取り上げなかったことも含めて、何かしらまた書ければいいなと思っています。
それでは今年の夏も暑いようなので、
涼しいところで引きこもっていきましょう。
今後とも、どうぞよしなに。
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